中島らもの文庫本のあらすじ

著者紹介:毒のあるユニークなエッセイストとして広く知られているが、中島らも著の小説にも秀作が揃っている。1992年に「今夜、すべてのバーで」で第13回吉川英治文学新人賞、1994年に「ガダラの豚」で第47回日本推理作家協会賞長編賞を受賞している。「ガダラの豚」は直木賞の候補作にもなった。アルコールやクスリ(合法&非合法)の中毒症があり、それを題材とした作品が多いのも“中島らも”ならでは。2004年に他界。


空からぎろちん

「冗談にもほどがない」「長いものには巻かれない」「残りものには福がない」。『今夜、すべてのバーで』を書き終えた頃、30代の中島らもが綴ったエッセイ集。男に好かれる男、女に好かれる女とは。学生時代になすべきこと、結婚について、食へのスタンス、文章の書き方など、笑いの奥に深淵がのぞくコラムの数々。
ISBN:978-4062760546(講談社文庫)

頭の中がカユいんだ

何かワケありの僕は、ある日、突然、妻子を残し家出する。勤める小さな広告代理店に、寝泊りするようになった僕。TV局員をはじめ、いろんなギョーカイ人たちと、夜に、昼に、昭和最後のヒートアップする大阪を徘徊する日々。次々とトンデモナイ事件が起こる中、現実と妄想の狭間で僕は…。中島らも自身が「ノン・ノンフィクション」と銘うった記念碑的処女作品集。
ISBN:978-4087462609(集英社文庫)

異人伝 中島らものやり口

52歳は「失っていく」年。けれど逆に一種のすがすがしさがある。2004年7月に52歳で亡くなった著者が、死の直前に人生をふり返り、酒とクスリ、社会と家族、娯楽作家の業、そして自らの「死」と「生きること」を直感的に語る。死ぬのも怖くない。貧乏も怖くない。ただ愛が怖い。中島らも最後のメッセージ。
ISBN:978-4062757621(講談社文庫)