村上龍の文庫本のあらすじ

著者紹介:1976年のデビュー作「限りなく透明に近いブルー」が大ベストセラーとなる。同作品で、第19回群像新人文学賞、および第75回芥川賞を受賞。以後、日本を代表する作家として数多くの名作を残している。映画監督としての一面もあり、監督&脚本を村上龍が担当した映画もいくつかある。1999年から村上龍が編集長を務めるメールマガジン『JMM』も発行している。


ハバナ・モード
―すべての男は消耗品である。〈8〉

「『努力すれば何とかなる』『努力してもしかたがない』。その二つは一見異なった態度のようだが、基本的に同じものではないかと思う」。個人が達成感と充実感を得るために、今何をしなければいけないのか? ハバナ・モードとは、ポジティブな気持ちで猛烈な努力を続けること。自分の限界と新たな可能性が見えてくる、大人気エッセイ。
ISBN:978-4344411173(幻冬舎文庫)

置き去りにされる人びと
―すべての男は消耗品である。〈7〉

「昔は懐かしいが、今よりも良かったとは思わない」「五十歳になって尊敬されていない人間は辛いだろう」「極端な偏愛だけが強烈な作品や出来事を生み出す」―。社会への違和感や怒りを抱える村上龍が、新時代を個人として生き抜くための強力な道しるべを示す。多様化を伴った格差社会に対応できる知恵が身に付き、明日への勇気が湧く26章。
ISBN:978-4344410381(幻冬舎文庫)

半島を出よ 〈上〉

二〇一一年春、九人の北朝鮮の武装コマンドが、開幕ゲーム中の福岡ドームを占拠した。さらに二時間後に、約五百名の特殊部隊が来襲し、市中心部を制圧。彼らは北朝鮮の「反乱軍」を名乗った。慌てる日本政府を尻目に、福岡に潜伏する若者たちが動き出す。国際的孤立を深める日本に起こった奇蹟! 話題をさらったベストセラー、ついに文庫化。
ISBN:978-4344410008(幻冬舎文庫)

半島を出よ 〈下〉

さらなるテロの危険に日本政府は福岡を封鎖する。いまや九州は反乱軍の占領下となった。逮捕、拷問、粛清、裏切り、白昼の銃撃戦、被占領者の苦悩と危険な恋―。絶望と希望が交錯する中、若者たちの決死の抵抗が始まる。現実を凌駕する想像力と、緻密な描写で迫る聖戦のすべて。各紙誌で絶賛を浴びた、野間文芸賞、毎日出版文化賞受賞作品。
ISBN:978-4344410015(幻冬舎文庫)

69 sixty nine

1969年。安田講堂事件が起き、東大は入試中止。アポロが月に行き、ビートルズが「アビーロード」を、ローリング・ストーンズは「ホンキー・トンク・ウイメン」をリリースした。ベトナム反戦運動が高まり、基地の町・佐世保で、僕は高校をバリケード封鎖した―。明るく楽しく生きる青春のエネルギーに満ちた日々を描いた永遠の古典。
ISBN:978-4167190071(文春文庫)

2days 4girls

心が壊れて捨てられた女たちを預かり、「オーバーホール」することがわたしの仕事だ。そして今、一人の女を捜して、広大な庭園をさまよっている。「明日からここに住みます」というメモを残してその人は姿を消した。彼女を譲り受けた頃、わたしには他に三人の女がいた…。官能を仲立ちに、人間はどこまで深くお互いに関与できるのか。男と女の関係性を問いかける、救済という幻影の物語。
ISBN:4087460401(集英社文庫)

空港にて

コンビニ、居酒屋、公園、カラオケルーム、披露宴会場、クリスマス、駅前、空港―。日本のどこにでもある場所を舞台に、時間を凝縮させた手法を使って、他人と共有できない個別の希望を描いた短編小説集。村上龍が三十年に及ぶ作家生活で「最高の短編を書いた」という「空港にて」の他、日本文学史に刻まれるべき全八編。
ISBN:4167190060(文春文庫)

蔓延する偽りの希望
―すべての男は消耗品である。〈6〉

終身雇用、国民的な一体感という幻想の崩壊と経済的成長の終焉。そして充たされない個人の起こす、不幸で不可解な事件。変化を必要としながら、その方策を見つけられないままの日本社会で、個人はどのような生き方を選択することができるのか。社会現象への洞察を通し、村上龍が読者一人一人に向ける新時代のアナウンスメント。
ISBN:434440629X(幻冬舎文庫)

明日できることは今日はしない
―すべての男は消耗品である。〈5〉

欲望を抜きにして、希望はありえない。「危機感とは本質的に生存に関わることである」―。現代を生き抜くために、なにが本当に必要なのか? 村上龍が提示する新たなサバイバル術。
ISBN:4344405595(幻冬舎文庫)

恋愛の格差

幸せな恋愛・結婚のモデルはもうどこにも存在しない―。“格差を伴う多様化”が進む現在の日本で、恋愛はどう変化しているのか? いい男・女とはどんな人間なのか? そして結婚の魅力とは? 不幸な恋愛を回避し、自分なりの幸福を見つけるためには、知らなければならない事実がある。大好評、村上龍の恋愛エッセイ。
ISBN:4344405307(幻冬舎文庫)

ダメな女

今、決断を迫られる機会が多いのは女のほうだと思う。結婚か仕事かという単純な選択でも、それは世界共通の重大な決断となる。女のほうがより普遍的な悩みを抱えている。だから、普通に生きていれば、ダメな女という種族は日本には存在しないことになる。(本文より) それでも存在するダメな女たち。「わたしのことかも知れない……」そう悩むあなたのためのエッセイ集。
ISBN:4334736807(光文社文庫)