村上龍の文庫本のあらすじ


アウェーで戦うために
―フィジカル・インテンシティV

日本人は、明日を生きる活力となるものを持っているだろうか?それは、誰が何と言おうとこれが好きだ、という「なくてはならないもの」を発見することから生まれる。「みんなと同じ」を旨とする共同体の庇護は、もはや存在しない。中田英寿は「世間」の力など借りずに世界的になった。挑発的サッカー・エッセイ第3弾。
ISBN:4334781195(知恵の森文庫)

ワイン一杯だけの真実

複雑さと錯乱の快楽そのもののようなラ・ターシュ。セックス以外では癒せない夜に味わうシャトー・マルゴーの香り。非常に切なく非常に幸福な幼い時期を蘇らせたモンラッシェ―。女たちが八本の宝石のような名酒からひき起こす怖いまでに美しい官能を、驚異的な筆致で描いた極めつけのワイン小説集。
ISBN:4344401565(幻冬舎文庫)

昭和歌謡大全集

原付バイクに乗ってきた女は、モップに取り付けた包丁をスギオカの喉に突き刺した。夜な夜な集まりカラオケ大会に興じる若者たちと、名前が一緒というだけで親交を深めるおばさんグループ『ミドリ会』の抗争はこの件で激化する。何のために彼らは歌うのか?殺し合うのか?現代の孤独と憂鬱を軽々と吹き飛ばす壮絶な戦いの物語。
ISBN:4344401255(幻冬舎文庫)

村上龍対談集 存在の耐えがたきサルサ

援助交際、分子生物学、戦争、キューバ、心理経済学、近代化の終焉、夢、エクソダス…。あらゆる視点から現代をあぶりだす刺戟的な対談集。対談相手には、中上健次、柄谷行人、坂本龍一、浅田彰、河合隼雄、蓮実重彦、庵野秀明、奥村康、渡部直己、妙木浩之、黒沼克史、小山鉄郎、田口ランディ、小熊英二の各氏が登場。
ISBN:4167190044(文春文庫)

あの金で何が買えたか
―史上最大のむだづかい'91〜'01

金融機関・企業の不良債権や債務の額は、あまりにも巨大で、どのくらいのものなのかイメージするのは難しい。しかも、巨額の税金が注入されながら、再び危機が叫ばれ、誰も責任をとろうとはしない。「知る」ということは、年を追うごとに、さらに重要度を増しているのだ。十億円という金はいったいどのくらいの価値があるのか? 十億円あれば何が買えるのか? 百億円、一千億円、一兆円、十兆円、百兆円だったらどうか? 毎日毎晩、新聞で目にし、ニュースで読み上げられる、そういった数字を、実感としてイメージする「知る」ための絵本。
ISBN:4041586127(角川文庫)

誰にでもできる恋愛

女性はこれからどうすればいいのか? すべての女性に共通した答えはない。あなたの訓練の度合いと、あなたの容姿で、回答はまったく違うものになる。崩壊同然の旧い社会システムに頼らない生き方の先に、充実した人生を過し、楽しい恋愛を経験するあなたがいる。素敵な未来を迎えるあなたのための28章。村上龍の驚きの恋愛論。
ISBN:4344401026(幻冬舎文庫)

奇跡的なカタルシス
―フィジカル・インテンシティU

「サッカーのカタルシスは爆発的でそれがゴールという奇跡によって成立することを考えると宗教的ですらある。サッカーより刺激的な人生を送るのはそう簡単ではないような気がする」(「あとがき」より)中田英寿がもたらしたもの、トルシエ釆配、サッカーから見える日本と世界etc.。“攻撃的”サッカー・エッセイ。
ISBN:4334780431(知恵の森文庫)

メランコリア

伝説の男が帰ってきた…。ニューヨークのダウンタウンでホームレスに身をやつし、隠遁していた謎の男・ヤザキ。快楽と頽廃にまみれたその半生を取材し始めた女性ジャーナリスト・ミチコは、やがてヤザキの独白に魅せられ、性愛の幻想に呑み込まれる。二人が行きつく先は果たして―。人間存在の奥底に疼く、「ゆううつ」と「癒し」の物語。傑作『エクスタシー』に続くシリーズ第二部。
ISBN:408747237X(集英社文庫)

ストレンジ・デイズ

絶望から狂気へと向かっていた反町は深夜のコンビニで天才的な演技力をもつ巨大トラックのドライバー・ジュンコに出会う。ゆるぎない眼差しをもつ彼女は血管の中にサナダ虫のような等身大の異生体を宿しているという。そして、二人の奇妙な生活が始まった―。現代社会の病理を予見する村上龍の傑作長編。
ISBN:4062649144(講談社文庫)

白鳥

ホテルのスイートルームに忍び込み、男たちへの絶望を感じながら二人の女が体を求め合う「白鳥」。両親が重病になり、一人暮らしを余儀無くされた少年。彼の肉体から抜け出た“ボーイ”が、暴力的な街を行く「ムーン・リバー」。キューバを愛した女が引き起こす恋愛を描く「或る恋の物語」他。絶望を突破してゆく者たちを捉えた鮮烈な小説集。
ISBN:4877288694(幻冬舎文庫)