村上龍の文庫本のあらすじ


EV.Cafe 超進化論

今、ひとつの時代が終わろうとしていることを実感する2人の"龍"。が、その実像が不鮮明なのはなぜか。そこで、この疑問を気になる6人の論客(吉本隆明、河合雅雄、浅田彰、柄谷行人、蓮実重彦、山口昌男)にぶつけてみた。現代思想の核心に迫る磁場・サロン「進化のカフェ」で白熱鼎談の幕がおとされた。
ISBN:4061843591(講談社文庫)

テニスボーイの憂鬱〈上〉

地主の一人息子でステーキハウスの店長青木は、妻子を忘れるほどのテニス狂。ところが、CF撮りで店に来たモデルの吉野愛子に魅かれ、許されぬ愛を貫こうと心をときめかす…。必要なのは興奮と狂喜。キラキラと輝いて生きることだ。テニス狂の著者があなたに贈る、憂愁を秘めた超先端恋愛小説。
ISBN:4087492656(集英社文庫)

テニスボーイの憂鬱〈下〉

妻子のいる男との愛に疲れて、吉野愛子は青木と別れていく。失意のさなか、ステーキハウス出店の交渉でサイパンを訪れた青木は、とびきりの美人本井可奈子と出会って、彼女とは離れられないかもしれないと思いはじめた…。すべてのテニスファンへ、そして許されぬ愛を戦う、すべての男と女たちに捧げる長篇恋愛小説。
ISBN:4087492664(集英社文庫)

アメリカン・ドリーム

佐世保でのGIとの出会いからエンタープライズ闘争、基地の町福生での生活と、絶えずアメリカと対峙してきた著者が、アメリカとは何か、そしてそれと分ちがたく結びついている日本文化とは何かを鋭く問いかける。「アメリカが世界だ」と言い切る著者が“父なるアメリカ”への思いを熱く綴ったエッセイ集。
ISBN:4061836056(講談社文庫)

だいじょうぶマイ・フレンド

空を飛び地球人の数万倍のパワーをもつ異星人ゴンジーは、飛翔力を失い日本に墜落した。あまりの衝撃に驚愕するミミミたち3人の若者。一方、全世界の支配をたくらむ国際シンジケート“ドアーズ”は、ゴンジーの超能力的な細胞に目をつけ、遺伝子工学によりコピー人間を造るため、日本へ追手をさしむけた…。ファンタジックな面白さに溢れたSF冒険小説。
ISBN:408749036X(集英社文庫)

悲しき熱帯

日に晒され、風になぶられて、少年は大人になる。熟れた果実、ぬめる魚、影を描いて低く飛ぶ鳥たち─。季節のない島で、すべてのものは自らの物語を朽ちていく。だから、絶望的に動かない熱い空気の列を震わせて、黒い肌の少年が妹のために振り上げた汗まみれの拳は全生物的なものだ。人はある土地に生まれ、その自然に染まり、犯され、そして死ぬ。「犬と戦う鶏」「飛べないスーパーマン」「眠っている珊瑚礁」「鐘が鳴る島」「顎のない小人」…。耳を澄ませば、あらゆるものからせつない呻きが聞こえてくる─。幻の名作、いきなり文庫で登場! 解説・栗本慎一郎
ISBN:4041586011(角川文庫)

コインロッカー・ベイビーズ 〈上〉

コインロッカーを胎内としてこの世に生まれ出たキクとハシ。罪の子ふたりの心に渦まく愛と憎悪。廃墟と化した東京の上空に、華やかなステージに、そして南海の暗い海底に強烈な破壊のエネルギーがほとばしる。巨大な鰐を飼う美少女アネモネの願いは? 鮮烈なイメージで織りなす近未来小説の大きな序章。
ISBN:4061831585(講談社文庫)

コインロッカー・ベイビーズ 〈下〉

コインロッカーを胎内としてこの世に生を受けたキクとハシ。巨大な鰐を飼う美少女アネモネ。謎を求めて舞台は南海の暗い海底に移る。破壊の意志を持つというダチュラの凶々しき響き。果してダチュラとは何か? そして、巨大な暗黒のエネルギーがもたらすものは? 現代文学の記念碑的作品の鮮烈な終章。 解説・三浦雅士
ISBN:4061831593(講談社文庫)

海の向こうで戦争が始まる

海辺で出会った水着の女は、僕にこう言った。あなたの目に町が映っているわ。その町はゴミに埋もれ、基地をもち、少年たちをたくましく育てる町、そして祭りに沸く町。夏の蜃気楼のような心象風景の裏に貼りつく酷薄の真実を、ゆたかな感性と詩情でとらえた力作。『限りなく透明に近いブルー』に続く作品。
ISBN:4061316508(講談社文庫)

限りなく透明に近いブルー

福生の米軍基地に近い原色の街。いわゆるハウスを舞台に、日常的にくり返される麻薬とセックスの宴。陶酔を求めてうごめく若者、黒人、女たちの、もろくて哀しいきずな。スキャンダラスにみえる青春の、奥にひそむ深い亀裂を醒めた感性と詩的イメージとでみごとに描く鮮烈な文学。群像新人賞、芥川賞受賞。
ISBN:4061315315(講談社文庫)