真山仁の文庫本のあらすじ

著者紹介:「ハゲタカ」がNHKでTVドラマ化され、注目を集める(※)。真山仁作品の魅力は、人間ドラマを織り交ぜたスケールの大きい金融経済。デビュー作(共著)は「連鎖破綻ダブルギアリング」であり、当時は香住究というペンネームを使用していた。
※ドラマの原作は「ハゲタカ」と「ハゲタカU」(バイアウトの改題)。


マグマ

外資系ファンドの野上妙子は、地熱発電を運営する会社の再建を任される。地熱発電に命をかける老研究者、それを政争に利用する政治家、欧米からの執拗な圧力など、さまざまな思惑が交錯する中で、地熱ビジネスは成功するのか─地球温暖化、原油価格の高騰、原発の安全性が叫ばれる今、地熱エネルギーの可能性と未来を予感させる、ドラマ『ハゲタカ』の著者が描く大型経済情報小説。
ISBN:978-4022615657(朝日文庫)

虚像の砦

中東で日本人が誘拐された。その情報をいち早く得た、民放PTBディレクター・風見は、他局に先んじて放送しようと動き出すが、予想外の抵抗を受ける。一方、バラエティ番組の敏腕プロデューサー・黒岩は、次第に視聴率に縛られ、自分を見失っていった。二人の苦悩と葛藤を通して、巨大メディアの内実を暴く。
ISBN:978-4062759250(講談社文庫)

ハゲタカU〈上〉

「いつか日本を買収する―」。1年の海外放浪を経て、帰国した鷲津政彦が、まず標的に定めたのは、繊維業界の老舗「鈴紡」。一方、鈴紡は元銀行員の芝野健夫を招聘し買収防衛を図る。その裏に、かつての芝野の上司で、UTB銀行頭取、飯島の思惑があった。激烈な買収戦争で最後に笑うのは。
ISBN:978-4062756877(講談社文庫)

ハゲタカU〈下〉

鈴紡の次に、鷲津が狙いをつけたのは、巨大電機メーカー・曙電機だった。曙は買収阻止と再建の切り札として芝野を頼る。再び相対する二人。攻める鷲津、守る芝野、さらにアメリカの有力ファンドも買収に参入し、事態は混沌としていく。企業買収を舞台に、壮大なスケールで描いた話題作。
ISBN:978-4062756891(講談社文庫)

ハゲタカ〈上〉

ニューヨークの投資ファンド運営会社社長・鷲津政彦は、バブル崩壊後、不景気に苦しむ日本に戻り、瀕死状態の企業を次々と買収する。敵対するファンドによる妨害や、買収先の社員からの反発を受けながらも、鷲津は斬新な再プランを披露し、業績を上げていく。企業買収、再生の真実を克明に描いた問題作。
ISBN:978-4062753524(講談社文庫)

ハゲタカ〈下〉

企業再生が軌道に乗りはじめた頃、鷲津政彦は元銀行員・芝野健夫、老舗ホテルオーナーの娘・松平貴子と偶然出会う。二人と接触を重ねるたびに、鷲津の過去が明らかになっていく。そこに潜むある事件とは? そしてニューヨークから日本に戻った鷲津の真意が判明した瞬間、驚愕のクライマックスが訪れる。
ISBN:978-4062753531(講談社文庫)