花村萬月の文庫本のあらすじ

著者紹介:花村萬月の小説には、暴力や性の描写が多く登場するのが特徴。このため、人によって好き嫌いが分かれる作家である。とはいえ、その筆力は“折り紙つき”で、1989年には「皆月」で吉川英治文学新人賞、1998年には「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞を受賞している。「ゲルマニウムの夜」など、映画化された作品も多い。


午後の磔刑−王国記〈6〉

修道院を離れ、赤羽たちが共同生活をおくる「悠久寮」に身を寄せる教子。数々の奇蹟によって集団を虜にする朧の息子・太郎は、五歳とは思えぬ言辞で教子を翻弄、やがて彼女は太郎に「神」を直観するに至る。ミュージシャンになったジャンと新たな一歩を踏み出した教子は―。危うい予兆に満ちた『王国記』シリーズ第六弾。
ISBN:978-4167642099(文春文庫)

青い翅の夜−王国記〈5〉

五島列島から長崎に戻る飛行機の中で、朧は、つくろうとしていた王国の「王」が自分ではないことを悟る。真の王たるものは、誰か? いっぽう太郎と名づけられた朧の息子は、次第に不思議な力を見せ始めて―。『ゲルマニウムの夜』に始まる『王国記』シリーズ第五弾は、『むしろ搖り篭の幼児を』と『青い翅の夜』の二編を収録する。
ISBN:978-4167642082(文春文庫)

息づかい 好色時代小説集

発明家はとんでもない女好き/子供ができない若夫婦と極上の妾/旅芸人の美少年と娘の恋/若後家と陰間と和尚の三人遊び/尼が恋しく嫁とできない若旦那/心中を仕損じた妖しい遊女/側室の欲望を満たす男女交接図/強盗強姦を重ねる悪漢坊主/昔の男は色気ある僧侶となり/9人の作家が競う珠玉の艶事集。
ISBN:978-4062756341(講談社文庫)