浅田次郎の文庫本のあらすじ

著者紹介:日本を代表する作家。極道の裏話から泣ける純文学まで、その執筆内容は非常に幅広い。映画化されている作品が多いのも浅田次郎の特徴である。競馬の大ファンであり、競馬を題材にしたエッセイもいくつかある。1995年に「地下鉄に乗って」で第16回吉川英治文学新人賞、1997年に「鉄道員」で第117回直木賞を受賞している。


霧笛荘夜話

とある港町、運河のほとりの古アパート「霧笛荘」。法外に安い家賃、半地下の湿った部屋。わけ知り顔の管理人の老婆が、訪れる者を迎えてくれる。誰もがはじめは不幸に追い立てられ、行き場を失って霧笛荘までたどりつく。しかし、霧笛荘での暮らしの中で、住人たちはそれぞれに人生の真実に気付きはじめる―。本当の幸せへの鍵が、ここにある。比類ない優しさに満たち、心を溶かす7つの物語。
ISBN:978-4043865017(角川文庫)

昭和侠盗伝 天切り松闇がたり〈4〉

時は昭和九年。関東大震災から復興を遂げ華やかなモダン東京を謳歌したのも束の間、戦争の影が徐々に忍び寄っていた。ついに寅弥が我が子のようにいとおしんできた勲にも召集令状が届く。国の無体に抗おうと松蔵らが挑んだ企みとは? 激動の時代へと呑みこまれていく有名無名の人々に安吉一家が手をさしのべる五編。人の痛みを、声なき声を、天下の侠盗たちが粋な手並みですくいとる。
ISBN:978-4087462739(集英社文庫)

カッシーノ! 〈2〉

国民的人気作家が、今度はアフリカ大陸へバクチを打つ旅に出た! ピラミッドも喜望峰も訪れた。だが頭の中は一にカジノ、二にカジノ。勝った金は通貨問題で円にもドルにも両替できないという煮え湯をのまされ、有り金はマシンにのみ込まれて人格が崩れ去る。それでも気力と闘志を衰えさせず、最後に呵呵大笑できるのか!? 壮快エッセイ。
ISBN:978-4344410473(幻冬舎アウトロー文庫)

浅田次郎新選組読本

新選組ファンの著者が、デビュー前から大切に温めていた物語は、やがて国民的大ベストセラーとなる。「壬生義士伝」と、それに続く「輪違屋糸里」にまつわる数々の誕生秘話、取材時のエピソードが、エッセイ、インタビュー、対談の中で明かされる。浅田版新選組の魅力があまさず盛り込まれたファン必読のガイドブック。
ISBN:978-4167217815(文春文庫)

カッシーノ!

ギャンブルは、趣味でも仕事でもなく信仰である! を自認する著者がヨーロッパ屈指の最高級ホテルを泊まり歩きながら、由緒あるカジノで一攫千金を夢見て大博打。ニースでは魂も私財も溺め取られ、サンレモではリラをフランと勘違いしてぬか喜びの万歳三唱。最後に待ち受けるのは、歓喜か? 絶望か? 痛快世界カジノ紀行、シリーズ第一弾。
ISBN:978-4344410077(幻冬舎アウトロー文庫)

天切り松読本

著者自らが、作家生活で生み出した作品たちの「長男」だと断言する傑作『天切り松 闇がたり』シリーズ。その魅力をさらに楽しむための公式ガイドブックができました。安吉一家が活躍した物語の舞台を著者と歩く特別企画書き下ろしエッセイ、大正ロマンあふれる帝都東京や登場人物たちを豊富な写真と図版で紹介するコーナーなど読みどころ満載です。文庫オリジナル編集。
ISBN:978-4087461671(集英社文庫 )

憑神

時は幕末、処は江戸。貧乏御家人の別所彦四郎は、文武に秀でながら出世の道をしくじり、夜鳴き蕎麦一杯の小遣いもままならない。ある夜、酔いにまかせて小さな祠に神頼みをしてみると、霊験あらたかにも神様があらわれた。だが、この神様は、神は神でも、なんと貧乏神だった!とことん運に見放されながらも懸命に生きる男の姿は、抱腹絶倒にして、やがては感涙必至。傑作時代長篇。
ISBN:978-4101019246(新潮文庫)